ミニマル映画ゲマインシャフト第3回大会 感想レポ

去る1月18日に行われた、ミニマル映画ゲマインシャフトというオムニバス形式、短編映画の上映会に行ってきました。 直接的なきっかけとしては、本プログラムで上映された『穴を掘る』の監督、矢川健吾さんからのご招待だったんですが、当日は別作品の撮影で…

ネトフリってどーなのよ②『ポーラー 狙われた暗殺者』北欧の至宝、マッツ・ミケルセン。ヤりマッツ撃ちマッツ泣きマッツ、全てのマッツファンに捧ぐ。

久々のネトフリ案件。『ポーラー 狙われた暗殺者』鑑賞。 北欧の至宝こと、マッツ・ミケルセン主演の、『ジョン・ウィック』風ガンアクション・バイオレンス・ムービー。 本筋からして「舐めてた殺人マシーンが、やっぱり殺人マシーンでした」という、オチは…

感想『ミスター・ガラス』シャマCU、感動のフィナーレ。シャマラン教徒にとっての教典となるか

突然だが、僕はシャマラニストだ。 シャラマニストとは、皆様ご存知だろう、M・ナイト・シャマラン監督の映画を愛してやまない、カルト教のようなものである。 カルトとは、映画評論家、柳下毅一郎氏いわく、「表立って活動できない教団の集会が夜な夜な秘…

感想『ドドンパ酔虎伝(1961)』昭和ならではの過剰なサービス精神。色あせない珠玉の名作。

昨日の『九ちゃん刀を抜いて』と同じく、神保町で開催中の【迎春特番 踊る時代劇】特集にて鑑賞。1961年、大映京都、川内康範脚本、田中徳三監督作品。

感想『九ちゃん刀を抜いて』沢庵ソングが頭から離れない。

たまには、旧作を観たいと思っていたところに 神保町シアターにて開催中の【迎春特番 踊る時代劇】特集を発見。 こいつは縁起が良さそうだ、と思い、 坂本九主演作『九ちゃん刀を抜いて』をチョイス。1963年、東映、岡本一平原作、城のぼる+吉川透脚色、マキ…

感想『クリード2 炎の宿敵』 完全なるロッキー外伝。さすがに蛇足だったか?

『ロッキー ザ・ファイナル』はロッキー・バルボアという、スタローン自身の最高のイマジナリーフレンドにとっては、まさに有終の美を飾った作品と言って過言でない出来栄えだった。

感想『来る』 〜極彩色に彩られたカリカチュアなトンデる映画

久しぶりに会った元・同僚の友人からの強い勧めにより、年末の憑き物落としとしてはベストかなぁという理由もあり、 オープンしてからまだ足を運んでいなかったTOHOシネマズ日比谷にて鑑賞。 意味深に上を見上げた構図。得体の知れない”何か”を見据えるよう…

感想『ボヘミアン・ラプソディ』やっぱりこれは”心の旅だよ”

既に世間的にもかなり評判もよく、身内のあいだでも”傑作”の呼び声の高い、 故・フレディ・マーキュリーと半生と伝説的バンド、”クイーン”の生い立ちを描いた『ボヘミアン・ラプソディ』 例に漏れず、公開初日に観てはいたのですが、仕事にかまけて文章化す…

感想『イコライザー2』必殺仕事人マッコール再び。

多忙の合間をぬって、観てきました『イコライザー2』

感想『500ページの夢の束』自閉症持ちトレッキー少女の冒険。これぞ正統派”オタク”の物語ではないだろうか

地味に前々から気になっていた一作。 主演があのダコタ・ファニングってことで、「大っきくなったねぇ~」 という、田舎のジジイみたいな気分でいざ、新宿ピカデリーへ。

感想『ダウンレンジ』北村龍平3年ぶりカムバック!相変わらずの知能指数に安心の僕ニッコリ

職場の先輩から「北村龍平の新作やるってよ」と聞かされ、 「それ、ヤベーやつじゃないスか」と楽しみにしていた『ダウンレンジ』。 『プーと大人になった僕』を差し置いて、足早に新宿武蔵野館へ。

『ザ・プレデター(2018)』鑑賞 「なんと…歪な映画なんだ…」

初日で行って来ました。『ザ・プレデター』 エイリアン派かプレデター派かといえば、正直どっちも好きなのですが、 フランス料理とジャンクフードに優劣をつけるようなもんだと思うので、 思いっきりジャンクなもん食わせてくれよ、という意気込みでいざ新宿…

平成最後のサメ映画襲来!『MEG ザ・モンスター』鑑賞。イカレハゲVS超規格外スケールサメの戦い

いやー、早速観て参りました。『MEG ザ・モンスター』 まさかサメ映画の記事が書ける日が来るとは思わなんだ。映画業界も闇がフカいなぁ…

極私的偏愛映画⑨『ロッキー(ROCKY)』◆~スライと私と逆転無罪~◆

今回の『ロッキー』は、極私的と言うにはあまりにも有名でファン層も厚い。 名作・駄作もありながら、いまなお新作が製作されている懐の深~い作品である為、今更紹介するのもなぁと気が引けていたが、 世間のスタローン学論の微妙なズレや”単純な筋肉バカの…

極私的偏愛映画⑧『未来忍者 慶雲機忍外伝』アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?

両親どっちのセンスか分かりませんが、気がついたら家にあって、 それこそテープが擦り切れる勢いで観まくった『未来忍者 慶雲機忍外伝』をご紹介。 雨宮慶太 初期作品では『ゼイラム』『仮面ライダーZO』より好きな一本です。

”流行ものには福がある” 観たぜ!『カメラを止めるな!』感想記

ここ数週間ほど、筆者のSNSのタイムラインで「インディーズ作品にも関わらず、口コミで評判が広まり大盛況」と、かなり話題となっていた今作。 どうやら、事前にネタを仕入れないほうが楽しめるとのことだったので、 「やれやれ、またゾンビものか」と、ノー…

極私的偏愛映画⑦『激突!』若干24歳のスピルバーグ 渾身の初期作!これを観ずしてスピを語れず

はい、みなさんこんにちは、こんばんは。 今回は、お待ちかねの『激突!』ですね。

ネトフリってどーなのよ①『エクスティンクション 地球奪還』突出したところのない、果てしない凡作。

近年、ビデオオンデマンド文化が時代を席巻している。

極私的偏愛映画⑥『ダーク・スター』宇宙空間を舞台とした脱力系SFコメディ。唯一無二の飛びぬけた怪作。

前々回の『スモール・ソルジャーズ』の紹介の際に、”幼少期のショック”に勝る映画経験は無いような事を申し上げてしまったが、成人しても、衝撃のあまりそれまでの価値観や原体験を塗り替えてしまうような作品も稀にだが存在する。

極私的偏愛映画⑤『コータローまかりとおる!』爆発的なエネルギーに満ちた傑作。元気を通り越して涙が出てくる現象を”感動”と呼ぶのかな。

今作を鑑賞する、直接のきっかけとなったのは友人からの強い勧めによるものである。 当時、京橋フィルムセンターで開催されていた、 ”特集・逝ける映画人を偲んで 2013-2014” という特別上映プログラムの一環で、2014年に死去した今作の監督、鈴木則文を偲ぶ…

極私的偏愛映画④『ミュータント・タートルズ(1990)』隠れすぎて視聴困難 カワバンガ!な珠玉の名作

ミュータント・タートルズはご存知だろうか? 正式名称は『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』と言い、 「ある日、危険な化学物質<ミュータジェン>に触れた亀4匹が、同じく突然変異を遂げた元人間/現・ネズミの師匠の元、ニンジャ身体能…

観たぞ『ジュラシック・ワールド_炎の王国』何が”ワールド”なのか?更に切り込んだ文明批判とシリーズの今後について

たまには話題のものを、ということで観て来ました、『ジュラシック・ワールド 炎の王国』 元々、少年時代に”電車””恐竜”といったジャンルにメチャメチャはまった、という訳ではないのですが、『ジュラシック・パーク(1995)』自体にはかなり衝撃を受け、 繰り…

感想『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ヤヤヤ、もったいない!熱心でないスター・ウォーズファンとしての見方

やれ”監督電撃降板劇”や本国アメリカにおける興行収入面における不安視など、 散々なニュースからスタートした『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』

極私的偏愛映画③『スモールソルジャーズ』”男児の夢”全部乗せ。

観てしまったが最後、現在に至るまで心を捉えて離さない。 そういった映画は誰しにも在ると思う。俗に言う”オールタイムベスト”というやつだ。 特に、年数を経て段々と作品の良さが分かるようになった頃に観返すものに比べて、 やっぱり幼少期に観て興奮した…

『トランスフォーマー』シリーズ凍結と『トランスフォーマー(2007)』を観返して感じたこと

つい先日、トランスフォーマー実写版のシリーズ最新作となる、『バンブルビー』の予告編が公開されました。 ……と同時に「やっぱりかー…」と感じざるを得ない、悲しいニュースも。

感想『ピーターラビット』仁義無き戦い feat ホームアローン ~ IN イギリス湖水地方~

twitter上では「ウサギの皮を被ったヤクザ映画」と評判高い今作。気になりすぎて夜も眠れず「ピーターラビット_暴力」と検索する毎日。 えいやと友人数名と共に新宿ピカデリーにて鑑賞。

感想『デッドプール2』もうぼっちじゃない!”俺ちゃん”と愉快な仲間たち☆☆☆☆

ノリに乗った感じのトレイラーが初公開されてから僅か数ヶ月、前夜際にて早めに観てきました『デッドプール2』 どうしようもなくネタバレ不可避な内容となっていたので、以下スポイラーアラート。

映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』 タイトルに偽り無し。…だがこれは……。☆☆☆

『ランペイジ 巨獣大乱闘』を観終わって、少し就寝まで時間があったので、新宿バルト9で観てきました。

感想『ランペイジ 巨獣大乱闘』まごう事なき怪獣娯楽映画。圧倒的なゴリラリティで襲い来る至福の115分間 ☆☆☆☆

TOHOシネマズ川崎にて鑑賞。 「白(ホワイト)ゴリラ教」の一員を自称する友人とふたりでツーリングも兼ねて行ってきました。 この映画を観るにあたって留意するべきは只一つ。 頭を空っぽにして観るのではなく、「観ているいくうちに頭がが空っぽになる」の…

映画『ジェイソン村』感想「なんでや!ケビン・ベーコン関係ないやろ!」☆☆

ツイッターのタイムラインで忌まわしいものが回ってきた。 『ジェイソン村』(2009) ホラージャンルで”村”ときいたらもう観るしかない。 ※なお、ジェイソンは関係ない模様。 どうでもいいけど、タイトルで流れてるBGMが明らかに『13日の金曜日』というより明…