映画『ジェイソン村』感想「なんでや!ケビン・ベーコン関係ないやろ!」☆☆
ツイッターのタイムラインで忌まわしいものが回ってきた。
『ジェイソン村』(2009)
ホラージャンルで”村”ときいたらもう観るしかない。
※なお、ジェイソンは関係ない模様。
どうでもいいけど、タイトルで流れてるBGMが明らかに『13日の金曜日』というより明らか『サイコ』なのが気になる。
顔にホッケーマスクを被り、訪れた人々に襲い掛かる殺人鬼が棲むといわれる伝説の村“ジェイソン村”の存在に迫るホラードキュメンタリー。秋田、新潟、茨城、山梨、栃木、神奈川、熊本など、数多く寄せられる存在情報をつぶさに検証・調査する。
発端となったのがこちらのGYAO!のリンク。
どうやら2009年あたりに発売され、レンタル落ちしたものをこの度無料で配信、
という流れで公開されたそうだ。
教えてもらわなければ、間違っても観る事は無かっただろうよ。
お話としては、フェイクドキュメンタリー方式の作品で、
ある制作会社のディレクターとPの打ち合わせ風景からスタートする。
日本各地に都市伝説として伝わる、「ジェイソン村」と呼ばれる廃墟郡を有力な順からロケしていき、その真相を調査する、という企画を説明するディレクター。
まず「ジェイソン村」っていうジャンルがあることすら知らなかったよ。
賑やかしで呼ばれた、女性タレント(?)二名を伴って、山梨、栃木、神奈川、熊本 四箇所の「ジェイソン村」と噂される場所に向かいます。
基本的に、実際心霊スポットとおぼしき廃屋に突入していく撮影隊。
「イヤイヤ!」
「気持ち悪い~~」
などと、ひとしきり怖がってみせるものの、若干のヤラセ要素を差し挟んで、
何事もなく終了。
『このDVD怖いのかな?』
と、ディレクターも思わずポロリ。
ロケがひとつ終了するごとに表示されるリザルト画面がコチラ。
_人人人人人人人人人人人_
> ジェイソン村信頼度 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
意味不明のパワーワードねじ込んで来るのヤメテ。
ジェイソンへの熱い風評被害は止めて差し上げろ。
そしてロケも折り返しに突入。山梨県の無人とおぼしき廃村を訪れたその時……
お分かり頂けただろうか……
だが……
なんでや、ジェイソンおったやろ
この後、最後のロケ地である神奈川の相模湖付近にやって来た一同。
たどり着いた先には「ネットで探してはいけない恐怖画像」がビッシリ張られた部屋。
さては出力したなオメー。
続いて2箇所目に向かう一行。
森の中で何やら怒鳴りあう声が聞こえ、近づいてみると、
ガチ殺人現場に遭遇という設定。
「恐らく、恐怖のオーラに影響され、暗黒面を覚醒された人間が、噂の元となる事件を起こしているのかもしれない…」
というナレーションと共に強引すぎる幕引きへ。
ああ、もうなんだよこれ、むちゃくちゃだよ、もう。