ネトフリってどーなのよ①『エクスティンクション 地球奪還』突出したところのない、果てしない凡作。

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近年、ビデオオンデマンド文化が時代を席巻している。

 

 

当時の業界人いわく「映画館の客を喰う」と危惧されていたが、同じく、アトラクション化や、高音質+大スクリーン化が進み、「映画館で観る」という行為の付加価値を再獲得しつつもあるので、恐れていたほどのダメージではなかったように思う。

 

VODでは、NETFLIXが特に世界的な動きとしては他のHuluやÅmazonを差し置いて、

広告的な意味で圧倒的なシェア率を誇ると聞く。

 

なんでも、かなりの額の予算を投入し、ハリウッドスターの起用やオリジナルシリーズの着手に余念がないらしい。

この数年、NETFLIXに入会し、その動向を探ってきたものの、

正直、「NETFLIXオリジナル」という謳い文句が、必ずしも「優れた作品」に冠されるわけではない。ということがわかってきた。

 

「ひょっとすると、アサイラムとかアルバトロスのほうが良作作ってんじゃねーか?」

という疑念すら沸き起こる。

オシャレ系気どってはいるが、絶対にNETFLIXは今後、ネタにもならないクソ映画を山ほど量産して、後年の映画秘宝でネタにされるのが眼に見えているので、これからも随時報告します。オーバー。

 

 

今作『エクスティンクション 地球奪還』もまた、「テレビ映画」以上「映画」以下、という意味では、月額の年会費内であればタダも同然なので、とりわけ文句もないのだが、これを劇場で1800円払うには、経験したような映像体験を懲りも無く味わせてくれる「未体験ゾーンの映画たち」の1プログラムなら、といったところ。

 

たとえ主演が大好きなマイケル・ペーニャあってもである。

 

お話はウルトラセブン』のノンマルトだと思って頂きたい。

 

あ、ネタバレ注意な。

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とりわけ言う事のない影の薄さと、居ると気がつく存在感を併せ持つ、「黒いフランキー堺」と思って頂ければ。

 

「所詮はスマホで観られるものだから、こんなもんだろう」というのは暴論だが、

確かに、ロングのサイズになると誰が誰だか分からないし、せいぜいipadや家庭用液晶テレビならまだしも、大音響や暗部が確認し辛いスマートフォンでは分が悪いのは確かである。内容は覚えられても、まったく印象に残らないので、これまで観たNETFLIXオリジナルでは、『ルーク・ケイジ』が至高で、『ホイールマン』ぐらいしか満足に観れた作品が無い。

 

特にウィル・スミスの『ブライト』は最低だった。よくもまぁ、あんな子供騙しのものを胸を張って出せるもんだ、と。

 

これだからビジネスマンってやつらには虫酸が走る。