極私的偏愛シリーズ

#極私的偏愛映画 ㉔『 #パペットマスター 』シリーズ おさらい編【オレタチ、必殺仕置人形】

誰しも人生の中で一度は観るであろう”ホラー映画”。 人によってはその後の人生において、二度と見たくないものとして分類されたり、手遅れになるくらいハマり込んだりするものだが、 自分にとってホラーというジャンルに対して明確に”怖い”という認識を植え…

極私的偏愛映画㉓『トロン・レガシー(2010)』3D映画ブームの最中に生まれた傑作。ダフトパンクの音楽に思わずタテノリ

はい、今回はね『トロン:レガシー(2010)』をやってこうと思います。 なんでこのタイミングかってのは後述。 ではやっていきましょう

極私的偏愛映画㉒『ヒッチャー(1986)』 ”追うもの”と”追われるもの”奇妙な関係と”青春の終わり”

シネマート新宿で”ニューマスター版”の再上映があったので 2021年の”年明け一発目の映画”として観てきました。 昔はそれほど刺さらなかった映画なんですが、改めて観ると「どういうヴィランが好きか」っていう癖にブッ刺さりの映画でしたね。 単にヴィランが…

極私的偏愛映画㉑『ガン・ホー/突撃!ニッポン株式会社』

1980年代半ば、日本が合衆国に続く世界第二位の経済大国となった時代の、所謂「時事ネタ」もの。監督は『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズのロン・ハワード。 「ガン・ホー」とは、アメリカ海兵隊の団結行動を呼びかける掛け声だとか。

極私的偏愛映画⑳『アングスト/不安』~犬は無事です※人間は知らん

大分前に観に行ったはずなのだが、 色々バタバタしていて記事を書き損なっていた『アングスト/不安』 この度、吉祥寺のアップリンクを皮切りに京都などの各所で再上映の機会に恵まれたとのことなので、鑑賞当時の事を振り返りながらのレビュー。

極私的偏愛映画⑲『コマンドー』 ネットが育んだカルト映画。一番気に入ってるのは、、、テレ朝版だ。

ドーモ。シンタヨデです。 あまりにも有名すぎる映画なので、とりわけ紹介する必要もないかと感じていたのですが、 何をトチ狂ったのか、去る2020年、6/21〜6/27の期間、池袋の新・文芸坐にて、 ”『ランボー〜最後の戦場〜』&『コマンドー』の二本立て上映”…

極私的偏愛映画⑱ 『アンドリューNDR114』時にはお涙頂戴も悪くない

つい先日、スピルバーグの『A.I』が好きかどうか、という話をした。

極私的偏愛映画⑰ ”アル・ヤンコビック”の『パロディ放送局UHF』 ナンセンス上等。理不尽ギャグのお通りだ

今回、紹介する作品も国内未DVD化の曰く付きだよ。 Mother Fuckerが。

極私的偏愛映画⑯ 『ロボコップ(1987)』 全部好きだけど、やっぱりダントツで『1』が好き。1㌦で楽しむべ〜〜

「警官殺しだ。」 ……このアングル格好良すぎ。

極私的偏愛映画 ⑮『スペース・ボール』米コメディの巨人、メル・ブルックス作のスクリューボール・コメディの大傑作

映画好きを自負しているので、「好きな監督は?」と度々聞かれては、必ず答えるようにしている名前がふたつある。 ひとつは「シルヴェスター・スタローン」 もうひとつは「メル・ブルックス」だ。 というわけで、元ネタ『スター・ウォーズ』より断然こっちが…

映画『ジョーカー』に感じた違和感と道化師が象徴するもの

前回、観たばかりの『ジョーカー』 に関してのあれやこれを書き連ねたものの、 イマイチ、自分の中で自らから出た言葉、 感想が正しかったのかよく分からず、 なんだかモヤモヤとした霧立つ思いを抱えながらも、 今作を消化出来ないまま 公開から、早2週間が…

極私的偏愛映画⑭『グラン・トリノ』あっぱれイーストウッド爺が魅せる。最最最高の大大大傑作。

『グラン・トリノ』は当時、劇場で鑑賞した映画としては、長らく筆者の中ではイマイチな映画として認識していた。当時は良さがよく理解できなかったのである。 本作の味わいや良さに気がつくことが出来たのは、ごく近年のことである。 それは、「クリント・…

極私的偏愛映画⑬『ヴィドック』連続殺人鬼”鏡の顔の男”を追う、超異色の仏製探偵ホラーの怪作。

今回はかなりの変わり種ダネ、フランス版『フロムヘル』とも言うべき怪作、 『ヴィドック』をご紹介。 これを観ている人はそうそう出会ったことがなく、オススメしてもクセが強すぎてハマる人はハマるし、ダメな人はダメな場合が多い。 要するに、筆者ホイホ…

極私的偏愛映画 ⑫『ベイビー・ドライバー』音楽とアクションの音ハメが心地よい、”聴く映画”の金字塔。

『ショーン・オブ・ザ・デッド』と、『ホット・ファズ』『グラインド・ハウス』のオマケなど、テンポよい編集に、イカした音楽、オフビートな笑いと、筆者的にはビンビンに好みのポイントを突いてくる、エドガーライトだったが、今作は氏の集大成とも呼ぶべ…

極私的偏愛映画⑪『Vフォー・ヴェンデッタ』全てが”アメコミ映画”として理想的なバランスで成り立った奇跡の一作。

2007年からのマーベル・シネマティック・ユニバースを始めとする、現在のアメコミ映画の台頭はさながら破竹の勢い、ハリウッド資本の幅を利かせた黒船来航である。 それは数多の外国産映画に対して、国内の港が開かれている証明でもあるが、それこそ『アイア…

極私的偏愛映画⑩『ゾディアック』究極のオブセッション映画。演出が冴え、役者が光る。自己内葛藤映画の決定版。

ロバート・ダウニーJr(アイアンマン)やマーク・ラファロ(ハルク)に次いで、 ジェイク・ギレンホール(ミステリオ)がマーベル映画入りしてしまったせいで、 いずれ「マーベル役者が共演していた映画」として紹介されてしまうんじゃないかとヒヤヒヤする…

極私的偏愛映画⑨『ロッキー(ROCKY)』◆~スライと私と逆転無罪~◆

今回の『ロッキー』は、極私的と言うにはあまりにも有名でファン層も厚い。 名作・駄作もありながら、いまなお新作が製作されている懐の深~い作品である為、今更紹介するのもなぁと気が引けていたが、 世間のスタローン学論の微妙なズレや”単純な筋肉バカの…

極私的偏愛映画⑧『未来忍者 慶雲機忍外伝』アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?

両親どっちのセンスか分かりませんが、気がついたら家にあって、 それこそテープが擦り切れる勢いで観まくった『未来忍者 慶雲機忍外伝』をご紹介。 雨宮慶太 初期作品では『ゼイラム』『仮面ライダーZO』より好きな一本です。

極私的偏愛映画⑦『激突!』若干24歳のスピルバーグ 渾身の初期作!これを観ずしてスピを語れず

はい、みなさんこんにちは、こんばんは。 今回は、お待ちかねの『激突!』ですね。

極私的偏愛映画⑥『ダーク・スター』宇宙空間を舞台とした脱力系SFコメディ。唯一無二の飛びぬけた怪作。

前々回の『スモール・ソルジャーズ』の紹介の際に、”幼少期のショック”に勝る映画経験は無いような事を申し上げてしまったが、成人しても、衝撃のあまりそれまでの価値観や原体験を塗り替えてしまうような作品も稀にだが存在する。

極私的偏愛映画⑤『コータローまかりとおる!』爆発的なエネルギーに満ちた傑作。元気を通り越して涙が出てくる現象を”感動”と呼ぶのかな。

今作を鑑賞する、直接のきっかけとなったのは友人からの強い勧めによるものである。 当時、京橋フィルムセンターで開催されていた、 ”特集・逝ける映画人を偲んで 2013-2014” という特別上映プログラムの一環で、2014年に死去した今作の監督、鈴木則文を偲ぶ…

極私的偏愛映画④『ミュータント・タートルズ(1990)』隠れすぎて視聴困難 カワバンガ!な珠玉の名作

ミュータント・タートルズはご存知だろうか? 正式名称は『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』と言い、 「ある日、危険な化学物質<ミュータジェン>に触れた亀4匹が、同じく突然変異を遂げた元人間/現・ネズミの師匠の元、ニンジャ身体能…

極私的偏愛映画③『スモールソルジャーズ』”男児の夢”全部乗せ。

観てしまったが最後、現在に至るまで心を捉えて離さない。 そういった映画は誰しにも在ると思う。俗に言う”オールタイムベスト”というやつだ。 特に、年数を経て段々と作品の良さが分かるようになった頃に観返すものに比べて、 やっぱり幼少期に観て興奮した…

極私的偏愛映画②『ミニミニ大作戦』(1969) 誰がなんと言おうと最高の”フェチ”映画なんだってばよ。

(前置)子供の頃の映画の視聴環境について色々思い出してみた。

極私的偏愛映画①『サイン』という最高のカルト映画と超極私的偏愛ぶりについて

『サイン』(2002)という映画をご存知だろうか。 いや、たとえご存知なくても、これからのみなさまの人生に なんの影響も無いとハッキリ明言できるのでご安心いただきたい。 残念ながら、私はこの作品の駄目な部分、いい部分も含めて盲信しまくってしまって…