極私的偏愛映画⑭『グラン・トリノ』あっぱれイーストウッド爺が魅せる。最最最高の大大大傑作。
『グラン・トリノ』は当時、劇場で鑑賞した映画としては、長らく筆者の中ではイマイチな映画として認識していた。当時は良さがよく理解できなかったのである。
本作の味わいや良さに気がつくことが出来たのは、ごく近年のことである。
それは、「クリント・イーストウッド」というスター兼、名監督の足跡を辿ったのちにこの映画をことあるごとに観返すに到り、今作の奥深さ、演出の懐の深さ、クラシックな良さに段々と味わいを感じるようになったのだった。
それでは、やっていきましょう。
続きを読む極私的偏愛映画 ⑫『ベイビー・ドライバー』音楽とアクションの音ハメが心地よい、”聴く映画”の金字塔。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』と、『ホット・ファズ』
『グラインド・ハウス』のオマケなど、テンポよい編集に、イカした音楽、オフビートな笑いと、筆者的にはビンビンに好みのポイントを突いてくる、エドガーライトだったが、今作は氏の集大成とも呼ぶべき大傑作。
以前、FBに記載した内容の加筆、修正版になります。
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極私的偏愛映画⑪『Vフォー・ヴェンデッタ』全てが”アメコミ映画”として理想的なバランスで成り立った奇跡の一作。
2007年からのマーベル・シネマティック・ユニバースを始めとする、現在のアメコミ映画の台頭はさながら破竹の勢い、ハリウッド資本の幅を利かせた黒船来航である。
それは数多の外国産映画に対して、国内の港が開かれている証明でもあるが、それこそ『アイアンマン(2007)』までのアメコミ映画の需要と供給に関して、筆者が記憶するのは、強い飢餓感であった。率直にアメコミ映画に飢えていたのだ。
というわけで、今回は反社会的思想犯を主人公とした異色のアメコミ映画、
『Vフォー・ヴェンデッタ』を紹介するよ。
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極私的偏愛映画⑩『ゾディアック』究極のオブセッション映画。演出が冴え、役者が光る。自己内葛藤映画の決定版。
ロバート・ダウニーJr(アイアンマン)やマーク・ラファロ(ハルク)に次いで、
ジェイク・ギレンホール(ミステリオ)がマーベル映画入りしてしまったせいで、
いずれ「マーベル役者が共演していた映画」として紹介されてしまうんじゃないかとヒヤヒヤする今作。でも、同じくらい観ている間もヒヤヒヤさせてくれる、ゼロ年代一桁に制作された、デヴィット・フィンチャー監督の傑作スリラー。
それでは、やっていきましょう。
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