感想『九ちゃん刀を抜いて』沢庵ソングが頭から離れない。

f:id:shin_tayo:20190114142634j:image

たまには、旧作を観たいと思っていたところに

神保町シアターにて開催中の【迎春特番  踊る時代劇】特集を発見。

 

こいつは縁起が良さそうだ、と思い、

坂本九主演作『九ちゃん刀を抜いて』をチョイス。1963年、東映岡本一平原作、城のぼる+吉川透脚色、マキノ雅弘監督作品。

 

続きを読む

感想『クリード2 炎の宿敵』 完全なるロッキー外伝。さすがに蛇足だったか?

f:id:shin_tayo:20190113042703j:image

『ロッキー ザ・ファイナル』はロッキー・バルボアという、スタローン自身の最高のイマジナリーフレンドにとっては、まさに有終の美を飾った作品と言って過言でない出来栄えだった。

 

続きを読む

感想『来る』 〜極彩色に彩られたカリカチュアなトンデる映画

 久しぶりに会った元・同僚の友人からの強い勧めにより、年末の憑き物落としとしてはベストかなぁという理由もあり、

オープンしてからまだ足を運んでいなかったTOHOシネマズ日比谷にて鑑賞。

f:id:shin_tayo:20190103235538p:plain

意味深に上を見上げた構図。得体の知れない”何か”を見据えるようで良いポスターだと思うよ。
続きを読む

感想『ボヘミアン・ラプソディ』やっぱりこれは”心の旅だよ”

f:id:shin_tayo:20181225000218j:plain


既に世間的にもかなり評判もよく、身内のあいだでも”傑作”の呼び声の高い、

故・フレディ・マーキュリーと半生と伝説的バンド、”クイーン”の生い立ちを描いたボヘミアン・ラプソディ

例に漏れず、公開初日に観てはいたのですが、仕事にかまけて文章化する時間が取れなかったのですが、世間からの良し悪しの感想や、評論家からの批評もある程度で揃った感があったので、個人的な感想とこの映画の持つ”正しさ”について、

さらっと振り返ってみたいと思います。

 

続きを読む

感想『500ページの夢の束』自閉症持ちトレッキー少女の冒険。これぞ正統派”オタク”の物語ではないだろうか

f:id:shin_tayo:20180917230955j:plain

 

地味に前々から気になっていた一作。

主演があのダコタ・ファニングってことで、「大っきくなったねぇ~

という、田舎のジジイみたいな気分でいざ、新宿ピカデリーへ。

 

続きを読む

感想『ダウンレンジ』北村龍平3年ぶりカムバック!相変わらずの知能指数に安心の僕ニッコリ

f:id:shin_tayo:20180917005820j:plain

 

職場の先輩から「北村龍平の新作やるってよ」と聞かされ、

「それ、ヤベーやつじゃないスか」と楽しみにしていた『ダウンレンジ』。

 

プーと大人になった僕』を差し置いて、足早に新宿武蔵野館へ。

続きを読む

『ザ・プレデター(2018)』鑑賞 「なんと…歪な映画なんだ…」

f:id:shin_tayo:20180916025545j:plain

 

初日で行って来ました。『ザ・プレデター

 

エイリアン派かプレデター派かといえば、正直どっちも好きなのですが、

フランス料理とジャンクフードに優劣をつけるようなもんだと思うので、

思いっきりジャンクなもん食わせてくれよ、という意気込みでいざ新宿TOHOへ。

 

続きを読む

平成最後のサメ映画襲来!『MEG ザ・モンスター』鑑賞。イカレハゲVS超規格外スケールサメの戦い

f:id:shin_tayo:20180909211945j:plain

 

いやー、早速観て参りました。『MEG ザ・モンスター

 

まさかサメ映画の記事が書ける日が来るとは思わなんだ。映画業界も闇がフカいなぁ…

 

続きを読む

極私的偏愛映画⑨『ロッキー(ROCKY)』◆~スライと私と逆転無罪~◆

f:id:shin_tayo:20180821200920j:plain

今回の『ロッキー』は、極私的と言うにはあまりにも有名でファン層も厚い。

 

名作・駄作もありながら、いまなお新作が製作されている懐の深~い作品である為、今更紹介するのもなぁと気が引けていたが、

 

世間のスタローン学論の微妙なズレ”単純な筋肉バカの元・アクションスター”ではないことを改めて証明したいという思惑もあり、

なにより筆者の人生の中ではどうしようもなく思い入れの深い作品なので、いずれ取り上げざるを得なくなるとは思っていたのだ。

続きを読む