感想『ミスター・ガラス』シャマCU、感動のフィナーレ。シャマラン教徒にとっての教典となるか

 

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突然だが、僕はシャマラニストだ。

 

シャラマニストとは、皆様ご存知だろう、M・ナイト・シャマラン監督の映画を愛してやまない、カルト教のようなものである。

 

カルトとは、映画評論家、柳下毅一郎氏いわく、「表立って活動できない教団の集会が夜な夜な秘密裏に執り行われる様」に由来するというが、

シャマランの作品もまた、作品自体の完成度や一般の認知度、満足度に関わらず、

なぜかごく一部の圧倒的な支持でもって成立する。

 

そんなシャマランの最新作、いち教徒としては行くしかない。

 

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感想『九ちゃん刀を抜いて』沢庵ソングが頭から離れない。

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たまには、旧作を観たいと思っていたところに

神保町シアターにて開催中の【迎春特番  踊る時代劇】特集を発見。

 

こいつは縁起が良さそうだ、と思い、

坂本九主演作『九ちゃん刀を抜いて』をチョイス。1963年、東映岡本一平原作、城のぼる+吉川透脚色、マキノ雅弘監督作品。

 

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感想『クリード2 炎の宿敵』 完全なるロッキー外伝。さすがに蛇足だったか?

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『ロッキー ザ・ファイナル』はロッキー・バルボアという、スタローン自身の最高のイマジナリーフレンドにとっては、まさに有終の美を飾った作品と言って過言でない出来栄えだった。

 

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感想『来る』 〜極彩色に彩られたカリカチュアなトンデる映画

 久しぶりに会った元・同僚の友人からの強い勧めにより、年末の憑き物落としとしてはベストかなぁという理由もあり、

オープンしてからまだ足を運んでいなかったTOHOシネマズ日比谷にて鑑賞。

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意味深に上を見上げた構図。得体の知れない”何か”を見据えるようで良いポスターだと思うよ。
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感想『ボヘミアン・ラプソディ』やっぱりこれは”心の旅だよ”

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既に世間的にもかなり評判もよく、身内のあいだでも”傑作”の呼び声の高い、

故・フレディ・マーキュリーと半生と伝説的バンド、”クイーン”の生い立ちを描いたボヘミアン・ラプソディ

例に漏れず、公開初日に観てはいたのですが、仕事にかまけて文章化する時間が取れなかったのですが、世間からの良し悪しの感想や、評論家からの批評もある程度で揃った感があったので、個人的な感想とこの映画の持つ”正しさ”について、

さらっと振り返ってみたいと思います。

 

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感想『500ページの夢の束』自閉症持ちトレッキー少女の冒険。これぞ正統派”オタク”の物語ではないだろうか

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地味に前々から気になっていた一作。

主演があのダコタ・ファニングってことで、「大っきくなったねぇ~

という、田舎のジジイみたいな気分でいざ、新宿ピカデリーへ。

 

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感想『ダウンレンジ』北村龍平3年ぶりカムバック!相変わらずの知能指数に安心の僕ニッコリ

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職場の先輩から「北村龍平の新作やるってよ」と聞かされ、

「それ、ヤベーやつじゃないスか」と楽しみにしていた『ダウンレンジ』。

 

プーと大人になった僕』を差し置いて、足早に新宿武蔵野館へ。

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『ザ・プレデター(2018)』鑑賞 「なんと…歪な映画なんだ…」

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初日で行って来ました。『ザ・プレデター

 

エイリアン派かプレデター派かといえば、正直どっちも好きなのですが、

フランス料理とジャンクフードに優劣をつけるようなもんだと思うので、

思いっきりジャンクなもん食わせてくれよ、という意気込みでいざ新宿TOHOへ。

 

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