極私的偏愛映画⑨『ロッキー(ROCKY)』◆~スライと私と逆転無罪~◆

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今回の『ロッキー』は、極私的と言うにはあまりにも有名でファン層も厚い。

 

名作・駄作もありながら、いまなお新作が製作されている懐の深~い作品である為、今更紹介するのもなぁと気が引けていたが、

 

世間のスタローン学論の微妙なズレ”単純な筋肉バカの元・アクションスター”ではないことを改めて証明したいという思惑もあり、

なにより筆者の人生の中ではどうしようもなく思い入れの深い作品なので、いずれ取り上げざるを得なくなるとは思っていたのだ。

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極私的偏愛映画⑧『未来忍者 慶雲機忍外伝』アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?

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両親どっちのセンスか分かりませんが、気がついたら家にあって、

それこそテープが擦り切れる勢いで観まくった『未来忍者 慶雲機忍外伝』をご紹介。

 

雨宮慶太 初期作品では『ゼイラム』『仮面ライダーZO』より好きな一本です。

 

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”流行ものには福がある” 観たぜ!『カメラを止めるな!』感想記

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ここ数週間ほど、筆者のSNSのタイムラインで「インディーズ作品にも関わらず、口コミで評判が広まり大盛況」と、かなり話題となっていた今作。

 

どうやら、事前にネタを仕入れないほうが楽しめるとのことだったので、

「やれやれ、またゾンビものか」と、ノー知識ノー期待の状態で鑑賞。

ところがどっこい、とんでもねぇ傑作であった。

 

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極私的偏愛映画⑦『激突!』若干24歳のスピルバーグ 渾身の初期作!これを観ずしてスピを語れず

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はい、みなさんこんにちは、こんばんは。

今回は、お待ちかねの『激突!』ですね。

 

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極私的偏愛映画⑥『ダーク・スター』宇宙空間を舞台とした脱力系SFコメディ。唯一無二の飛びぬけた怪作。

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前々回の『スモール・ソルジャーズ』の紹介の際に、”幼少期のショック”に勝る映画経験は無いような事を申し上げてしまったが、成人しても、衝撃のあまりそれまでの価値観や原体験を塗り替えてしまうような作品も稀にだが存在する。

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極私的偏愛映画⑤『コータローまかりとおる!』爆発的なエネルギーに満ちた傑作。元気を通り越して涙が出てくる現象を”感動”と呼ぶのかな。

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今作を鑑賞する、直接のきっかけとなったのは友人からの強い勧めによるものである。

当時、京橋フィルムセンターで開催されていた、

”特集・逝ける映画人を偲んで 2013-2014”

という特別上映プログラムの一環で、2014年に死去した今作の監督、鈴木則文を偲ぶための再上映であった。

 

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極私的偏愛映画④『ミュータント・タートルズ(1990)』隠れすぎて視聴困難 カワバンガ!な珠玉の名作

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ミュータント・タートルズはご存知だろうか?

 

正式名称は『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』と言い、

「ある日、危険な化学物質<ミュータジェン>に触れた亀4匹が、同じく突然変異を遂げた元人間/現・ネズミの師匠の元、ニンジャ身体能力・ニンジャ武芸を身につけ、数々の悪漢と戦う為、夜なヾ街へと飛び出し、ニューヨークを平和を守るぜ!

あと、ピザに目が無いぜ!カワバンガ!」

 

…という、クスリでもキメながら考えたとしか思えない奇天烈な設定のコミックが原作。僕ら平成元年生まれ前後はタートルズがブーム真っ最中だったんですよね。

今回、ご紹介するのはそんなブームが産んだ、奇跡の一品。

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観たぞ『ジュラシック・ワールド_炎の王国』何が”ワールド”なのか?更に切り込んだ文明批判とシリーズの今後について

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たまには話題のものを、ということで観て来ました、『ジュラシック・ワールド 炎の王国』

 

元々、少年時代に”電車””恐竜”といったジャンルにメチャメチャはまった、という訳ではないのですが、『ジュラシック・パーク(1995)』自体にはかなり衝撃を受け、

繰り返し観た世代ではあるので、気になりすぎて鑑賞。

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