世にも奇妙な物語 『戦争はなかった』

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真珠湾攻撃に端を発する、太平洋戦争がなかったことになってしまっている日本に、

ただ一人、戦争の記憶を持った男が差迷い込んでしまうお話。

 

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推しのYoutuberを紹介させてくれ① ”新宿二丁目最強のバルク”芳賀セブン 

 

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最近気に入ってよく観ているYoutuber、芳賀(はが)セブン
 
新宿2丁目最強のバルク”を自称する、ホモ無職ボディビルダーだ。
 

極私的偏愛映画 ⑮『スペース・ボール』米コメディの巨人、メル・ブルックス作のスクリューボール・コメディの大傑作

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映画好きを自負しているので、「好きな監督は?」と度々聞かれては、必ず答えるようにしている名前がふたつある。

 

ひとつは「シルヴェスター・スタローン

もうひとつは「メル・ブルックス」だ。

 

というわけで、元ネタ『スター・ウォーズ』より断然こっちが好き!

『スペース・ボール』をご紹介。

 

「全世界待望のシリーズ1作目にして完結編!」とはよく言ったものだと感心する。

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世にも奇妙な物語  『穴』

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コロナ自粛期間中の体たらくで、モチベーション的に長尺のものを見る気力が沸き起こらず、ダラダラと無気力な日々を過ごすことが多くなってしまった。

 

なぜかYoutubeで『世にも奇妙な物語』が”あなたへのおすすめ”に上がる率が増えてきたので、良い機会だと思い、

1日1エピソードで感想でも書いてみようと思う。

 

第1回目は星新一「おーい、でてこーい」原作の『穴』である。

まったく、穴があったら入りたいよ。

 

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映画『ジョーカー』に感じた違和感と道化師が象徴するもの

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前回、観たばかりの『ジョーカー』 に関してのあれやこれを書き連ねたものの、

イマイチ、自分の中で自らから出た言葉、 感想が正しかったのかよく分からず、

 

なんだかモヤモヤとした霧立つ思いを抱えながらも、 今作を消化出来ないまま

公開から、早2週間が過ぎてしまった。

 

SNS問わず、各界から絶賛の声が寄せられてはいるが、

果たして僕にとって今作は何だったのか、 極私的に接してみようと試みた。

 

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感想『ジョーカー』理屈なんてないよ。だって狂ってるからね。

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人生のとある節目に出会う映画は、時に良くも悪くも、その後の人生に重大な影響を及ぼすことがある。

 

今作のモチーフとなった『タクシー・ドライバー』などはまさにそういった類の”劇薬”指定の映画で、

精神疾患を抱えた1人の男が、社会や異性との接点を失った果てに暴走し、やがて出会った「娼婦の少女を救う」という大義名文を得て、ギャングの巣窟に単身乗り込み、ギャング共を次々と私刑にしていくわけだが、

主演のロバート・デニーロのまさしく狂気に肉薄したビジュアルと演技、雨に濡れたNYの夜景をバックに妖しく輝くイエローキャブという映像美も合間って、一種の狂気への憧れと共感を抱かせる、危険な出来栄えであった。

 

今作、『ジョーカー』もはたして、多感な10代の頃に出会っていたなら、

恐らく今作の持つ妖しさにあてられて、夜な夜な顔を白に塗ったくり、クネクネとリボルバーを握りしめて、鏡の前で踊っていたかもしれない。

(以下、ネタバレあり)

 

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