世にも奇妙な物語 『パパは犯罪者』
小倉久寛ってフォトジェニックだな。ずっと観てたい。
娘からのお願いでレンタルビデオ店にアニメのビデオを借りにいくこととなった男(小倉久寛)。
途中で立ち寄ったコンビニの店員が可愛くて、つい見栄を張って募金箱に10円硬貨を入れ、ご満悦の様子でレンタルビデオ屋へ向かう。
お目当のビデオを借りるためレジに向かうが、えらく愛想の悪い店員から「40円足りません」と言われてしまう。
「40円くらいいいじゃねぇか、返却の時に持ってくるよ」
「ダメです」
ラチのあかないやりとりに嫌気が刺した男は、40円を手に入れるため、夜の街で一人奮闘することになる。
自販機の下を弄ったり、電話ボックスを渡り歩いたり、若者にテレホンカードを売りつけたりして、どうにか30円をゲットするが、最後の10円が手に入らない。
酒屋のビンをくすねて、返却金をいただくことを画策するが、主人にまんまと見破られてしまい、はずみで手に持ったビンが割れ、主人の首を切りつけてしまう。
「ひっ!人殺し!」
たまらずその場を離れる男だったが、手にはビン。襟元には返り血が飛び散っている。
「なぁ、10円くらいくれよ!」と道ゆく通行人にすがりつく男。
どう見てもキチガイすぎるだろそれは。
コンビニで10円寄付したことを思い出し、慌ててコンビニへと引き返す。
男のただならない様子に、手を上げている店員、と思いきや、思わぬ先客が、、、
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「奇妙な物語」というよりかは、ちょっとした小話といった感じで、
ライトに楽しめる良エピソード。
最近はあまり見かけることもないのだが、小倉久寛はオフビートな顔立ちだが、見ているとなかなか浮き沈みがあって、安定感があるから好きだ。
小倉久寛といえば「スターの終わり」というコントとウナコーワを思い出すが、
こういう顔立ちの役者はもうなかなか現れないだろうと思う。