極私的偏愛映画 ⑮『スペース・ボール』米コメディの巨人、メル・ブルックス作のスクリューボール・コメディの大傑作

f:id:shin_tayo:20200508054828j:plain

 

映画好きを自負しているので、「好きな監督は?」と度々聞かれては、必ず答えるようにしている名前がふたつある。

 

ひとつは「シルヴェスター・スタローン

もうひとつは「メル・ブルックス」だ。

 

というわけで、元ネタ『スター・ウォーズ』より断然こっちが好き!

『スペース・ボール』をご紹介。

 

「全世界待望のシリーズ1作目にして完結編!」とはよく言ったものだと感心する。

続きを読む

世にも奇妙な物語  『穴』

f:id:shin_tayo:20200506162810p:plain

コロナ自粛期間中の体たらくで、モチベーション的に長尺のものを見る気力が沸き起こらず、ダラダラと無気力な日々を過ごすことが多くなってしまった。

 

なぜかYoutubeで『世にも奇妙な物語』が”あなたへのおすすめ”に上がる率が増えてきたので、良い機会だと思い、

1日1エピソードで感想でも書いてみようと思う。

 

第1回目は星新一「おーい、でてこーい」原作の『穴』である。

まったく、穴があったら入りたいよ。

 

続きを読む

映画『ジョーカー』に感じた違和感と道化師が象徴するもの

f:id:shin_tayo:20191020050030j:image

前回、観たばかりの『ジョーカー』 に関してのあれやこれを書き連ねたものの、

イマイチ、自分の中で自らから出た言葉、 感想が正しかったのかよく分からず、

 

なんだかモヤモヤとした霧立つ思いを抱えながらも、 今作を消化出来ないまま

公開から、早2週間が過ぎてしまった。

 

SNS問わず、各界から絶賛の声が寄せられてはいるが、

果たして僕にとって今作は何だったのか、 極私的に接してみようと試みた。

 

続きを読む

感想『ジョーカー』理屈なんてないよ。だって狂ってるからね。

f:id:shin_tayo:20191007013650j:plain

人生のとある節目に出会う映画は、時に良くも悪くも、その後の人生に重大な影響を及ぼすことがある。

 

今作のモチーフとなった『タクシー・ドライバー』などはまさにそういった類の”劇薬”指定の映画で、

精神疾患を抱えた1人の男が、社会や異性との接点を失った果てに暴走し、やがて出会った「娼婦の少女を救う」という大義名文を得て、ギャングの巣窟に単身乗り込み、ギャング共を次々と私刑にしていくわけだが、

主演のロバート・デニーロのまさしく狂気に肉薄したビジュアルと演技、雨に濡れたNYの夜景をバックに妖しく輝くイエローキャブという映像美も合間って、一種の狂気への憧れと共感を抱かせる、危険な出来栄えであった。

 

今作、『ジョーカー』もはたして、多感な10代の頃に出会っていたなら、

恐らく今作の持つ妖しさにあてられて、夜な夜な顔を白に塗ったくり、クネクネとリボルバーを握りしめて、鏡の前で踊っていたかもしれない。

(以下、ネタバレあり)

 

続きを読む

※ネタバレ有り※ 感想『トイ・ストーリー4』複雑を極めた現代で、完璧に理論武装された秀作。〜ゆえに僕はまた観たいとは思えないのだ〜

f:id:shin_tayo:20190721223816j:plain

 

公開から1週間ほど経っていますが、初日に観ていました。国内では賛否が分かれているようですね。

なんとなく理由も察せますが、それはのちほど。

 

 

本業が忙しくなりすぎて、観れる本数がグンと減ってしまい、

「まずは話題作から観ておくか」と、ミニシアター系の作品をなかなかカバー出来ない日々が続いています。

 

いままでは、なるべく画像や動画をたくさん盛り込んだ記事を心がけていましたが、どうしても一つの記事を書ききるまでに時間がかかってしまうので、以降はテキスト中心に、なるべく摂取したものを整理して消化しつつ、書いていけたらと思います。

「こんな意見もあるのね」くらいのライトさで読んで頂けたら。

 

それではやっていきましょう。

続きを読む

感想『ザ・フォーリナー/復讐者』秒で悪党をボコる!虚無の表情のジャッキーがノー笑顔で繰り出す痛恨の一作。

f:id:shin_tayo:20190523003352p:plain

なんでか知りませんがね。今作が本国アメリカで公開されたのが2017年10月13日。

 

かれこれ、2年近くこっち(日本)は待たされたっつー、ね。

 

どういうこっちゃーねん、オオッ!?

 

ジャッキー映画が即観れないという憂き目に遭いながらも、どうにか鑑賞。

 

続きを読む

【使いこなせ】『iiAFX』映画あるあるコンピレーションをまとめたYoutubeチャンネルが超実用的

 

f:id:shin_tayo:20190512162217j:plain

今回は完全な雑記です。


最近、頻繁にYoutubeをみるのですが、流石ネット社会といわんばかりに、

TVで扱われないようなニッチな趣味やコンセプトを取り扱ったチャンネルが増え、

普通にTVを観るよりもウィットに跳んだ内容を楽しめる世の中になってきました。

 

そんな中でも、少々の変わり種として異彩を放ちつつ、物作りの際のサブとして、非常に役に立ちそうなチャンネルを見つけたのでご紹介。

 

続きを読む