マンガレビュー『はるかなる甲子園-駆けろ!大空』という傑作野球(?)マンガについて語らせてくれないか【後編】

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コンニチハコンバンハオヤスミ。

ドーモ。ガラ空きです。

 

前回、『はるかなる甲子園-駆けろ!大空』の紹介記事の前編を書きました。

今回はその後編となります。

 

shin-tayo.hatenablog.com

 

その前に、全巻通しての大きな流れをおさらい。

 

1巻

  1. 大空登場 チーム結成
  2. 対・聖エルモ学園①(マフィア編)

2巻

  1. 対・聖エルモ学園(打倒編)
  2. 対・赤間が原野球チーム(ガクシャ編)
  3. 地区大会出場編
  4. 対・市立羽亜渡(バード)学園編①

3巻

  1. 対・市立羽亜渡(バード)学園編②
  2. 地区大会決勝戦(最終回)

 

今回は2巻の対・赤間が原野球チームからのスタートです。

 

前回、すったもんだがありつつ、なんとか強豪エルモ学園を伏した博愛学園の面々。

すっかり鼻高々といった様子のところへ、またもやクソヤギ教頭が勝手に次の対戦相手をアテンドします。

 

この間、ガクシャの「金持ちが貧乏人に混ざって野球なんてとんでもないザマス」エピソードが差し挟まれますが、普通に良い話過ぎて面白みに欠けるので、各自で確認して下さい。解散。

 

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「ワーワーワー」 

 

対戦相手はまさかの小学生。

 

 

序盤、博愛優先かと思われた試合でしたが、パワーを補って余りあるチームプレイに手も足も出ないまま試合は進行。

 

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煽り耐性ゼロの博愛高校野球部。

まんまと舐めプされ、どんどん劣勢に追い込まれていきます。

 

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Q、「この試合に負けたら大会出場は辞退って本当っすか!?」

 

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A、「YES! YES! YES!」



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ラクルはんの巻き起こすミラクルに期待。

大番狂わせ、見とけよ見とけよ〜

 

 

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッ!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

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駄目でした。

 

だって扉絵からしてこれですからね。やめたくなりますよ〜部活〜

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_人人人人人人_
  > 負け試合 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

本来ならここで宣言通り大会出場停止のところですが、1週間という期間、大空がクソヤギ教頭の言いなりになる事で出場停止を帳消しにしてくれるという謎約束をしてしまいます。

 

これはホモですね。間違いない。

 

すいません許してください、何でもしますから!

「ん? 今何でもするって言ったよね?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

パン!パン!パン!

「・・・・・・」

「そら!そら!もっと綺麗に!(パンパンパン!)」

 

 

 「最低だぜ、大空・・・(シコシコ)」

 

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なんとかクソヤギ教頭の肉奴隷週間を耐えきった大空。

晴れて博愛高校野球部は地区大会への出場のお許しを得る事が出来ました。

 

初戦の相手は高田高校。

試合を目前にして、徐々に士気を高めつつあるメンバーの様子が映し出されます。

 

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「どうしたぜよ、ナニワ。汗なんかかいて」

 

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「だいぶきたえこんでいるようだな、ナニワ(真剣)」

「き、、今日は蒸しまっせ、、、へへ、、、(すっとぼけ)」

 

 

名言頂きました。

 

 

大空の一件でチームワークとテクニックに磨きのかかった博愛高校メンバー。

具体的にどう上達したのかは分かりませんが、オーラで対戦相手を圧倒したりして無事、予選を通過します。

 

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詳しくは知りませんが、野球ってこういうものなんでしょ?(シラフ)

 

そのとき、試合場の外に怪しげな人影がひとり、、、

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どうやら、鳥と会話しているみたいですね。

ムツゴロウさんかな?

 

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いっぽうそのころ、博愛チームの部室に一匹のインコが現れます。

これが後に大惨事を招くとも知らず、、、

 

このあと、ミラクルがかつての不良チームに因縁をふっかけられますが、

謎の鳥使いと超絶カーブボールによってどうにか事なきを得ます。

 

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ヒッチコック劇場

 

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地区大会第2試合の強豪校、羽亜渡(バード)学園の登場です。

 

このバード学園、名前の通りそれぞれの選手がモチーフとなった鳥類の名称の駄洒落になっているのですが、

 

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さすがにペリカンだけはどうにもならなかったのか、ペリー神崎という日系アメリカ人みたいなキャラに。

 

これで当時大学生だった僕の腹筋はお亡くなりになりました。

 

 

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バード学園の名に恥じぬ、モチーフとなった鳥類の特性を生かした妙技で博愛学園を翻弄していく。

 

こちらはクジャク反則かどうかなんて知らん。

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「あの手首の鍛え方ははんぱじゃねぇ。」

 

とりあえず鍛えてることを真っ先に指摘する大空。

俺じゃなきゃ見逃しちゃうね」と言わんばかり。

 

バード学園の圧倒的技巧とチームワークに成す術の無い博愛でしたが、

 試合の展開がいくらなんでも一方的すぎる事に違和感を覚え始めます。

 

そう、裏切り者がいたのです。

 

 

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_人人人人人人_
 >ピーちゃん<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

 

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  1. ダンガンは足が速いだけが取り柄
  2. マフィアの動体視力はばつぐんぜよ
  3. へへ、おれは内角高めが苦手なんだ(迫真)
  4. ラクルの集中力がどれくらいもつかな?(罵倒)
  5. ないしょっすよ、ピーちゃん。じつはっすね、、、

 

バカだろお前ら。

 

ピーちゃんを通じて内部情報がだだ漏れだったのだ。ガバガバすぎる。

 

どうにか失態を取り戻すべく奮闘を続ける博愛だったが、ここでカンドウが痛恨のミステイク。フライで打ち上った球を取りこぼしてしまう。

 

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「へへ、チェンジっす。」

 

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デデドン!(絶望)

 

一瞬背景かと勘違いするくらい、闇堕ち寸前まで落ち込むカンドウ。

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「おまえにしちゃ上出来じゃねぇか。これで俺の逆転ホーマーが際立つってもんだぜ」

 

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「冗談じゃねぇ!カンドウは俺の為に舞台を用意してくれたのさ!」

「ばれてまっせぇ、カンドウはん!」

「お見通しぜよ!」

 

「み、みんな、、、。」

 

 

 

 

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僕だったら耐えられません。

 

 

その後、主将であるタカの繰り出すスローボールに苦戦しながらも、なんとかあと数点差というところまで肉薄した博愛。

 

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さすがのガクシャももう理論もクソもありません。

ウォーズマン理論めいた肉の削り合い。ここまでくれば根性勝負ということでしょう。

 

ガクシャの言葉に賭けてみたミラクル。

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これが功を奏し、なんとかバード学園を制した博愛。

いよいよ次は甲子園出場をかけた前田商業との試合。

 

そこにはかつて不良と呼ばれた少年達の姿はなく、ただ野球に打ち込む熱き青年達の姿があるのみだった。

 

だが、大空の姿は無い。彼の仕事は終わったのだ。

そうして無事、博愛高校は甲子園へ、、、

 

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「初出場の博愛は、惜しくも二回戦で敗れた」

 

 

ええ、、、(困惑)

 

 

 

とまぁ、これが『はるかなる甲子園-駆けろ!大空』のざっくりとした紹介になります。

 

あまりにも怒濤の展開が続くので、前編後編の2回の掲載となりましたが、

これはまだほんの一部に過ぎません。

 

ネタ的に取り上げられる部分メインになってしまいましたが、ベタながらジーンと来る展開や、野球の知識が無くても楽しめてしまうライトさも魅力の一作。

 

しつこいようですが、以下のリンクで全話無料で読めますのでこれを機会に是非読んでみて下さい。

 

www.mangaz.com