【侵略!】傑作”珍”トイ『フィストエイリアン』について語ろうやないか。

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ねぇ、『フィストエイリアン』って、知ってる? 

 

割と唐突なスタートで申し訳ないが、つい最近こんな出来事があった。

 

通販を主体とするサイト、”株式会社 KsWorks”さんにて、

突如『フィストエイリアン』のBOX販売が行われ始めたのだ。

 

 

(送料無料で12,000円というかなり強気の販売価格。当時1パック150円だったから、1BOX/ 96袋入りと考えれば、なんと2,000円も安い

 

 

  • フィストエイリアンについて 

こちらは1990年代末にひっそりと登場し、誰に悟られることもなくその姿を消してしまった、タカラ(現タカラトミー)が販売していた”珍トイ”の一種。

www.youtube.com

 

筆者もコロコロコミック等での媒体を通じてその存在は認知していたし、

いくつかパックをつまんではいたが、熱心にコレクションするまでには至っていなかったというニワカである。

 

 

しかし、この度KsWorksさんが(どこから仕入れてきたのか知らないが)改めて『フィストエイリアン』を少数とはいえ、再度流通させてくれたおかげで、

この傑作”珍トイ”に対しての収集意欲がムラムラと湧き上がり、

 

まんまと1BOX買ってしまったとさ。

 

同じく、ボケた脳味噌を所有する同志ココナッツTERADAくん1BOX買ったという報告を貰っていたので、「じゃあ一緒に開封動画撮ろうか」となって撮影したのが、以下の動画である。

 

  • 開封動画をYoutubeにUPしました 

youtu.be

※『フィストエイリアン』自体の詳細に関しては、動画内でより詳細なデータをブチ込んだつもりなので、上記のYouTube動画を観て欲しい、という

あからさまな誘導。

 

 

とはいえ、徐々に幼少期に拾いこぼした『フィストエイリアン』という壮大なサーガ(と、あえて言わせてもらう)は、筆者の想像していた以上に、大きな宇宙(ユニバース)としての広がりを見せていたことに驚かされるというのが、正直なところだ。

 

まず、”対立する3つの種族”という玩具としての最低限の設定を厳守しつつ、

その種族内で”どのようにして争いが勃発するのか”というストーリーの根幹がSF作品として高い強度と柔軟性を有している(と、筆者は思っている)。

 

3つの種族自体は争いはするものの、宇宙の惑星間バランスは保たれていることが公式のストーリーで言及され、3つの種族の統治をブートレグな種族である”ミュータント”や、最高品種である”ジャンガッツカーン”を産み出し、彼らを「安易な労働力」のような扱いで追放した結果、戦争が勃発するというのが『フィストエイリアン』の大きなストーリーラインだ。

 

逆に言えば、この本筋さえ沿ってしまえば、あとはどのようなキャラクターを配置しようとユーザーの自由。

 

  • 二次創作的な遊び方の妄想

というわけで、次項からは2020年における、『フィストエイリアン』の新たな楽しみについて、いくつかアイデアを出していこうと思う。

 

基本的な遊び方は、動画内で語ったとおりのジャンケンシステムだ。

シンプルだが、短期決戦型という感じで、エイリアンのバリエーションに対して、選択できる戦法に限りがあると感じた。

そこで、ココナッツTERADAくんと今後の遊び方について、いくつかアイデアを出し合った結果が以下である。

 

◉麻雀的な手牌システムの導入

◉テーブルトーク式のような”コマ”としてのエイリアンフィギュアの活用

 ◉バックサイドストーリーや、サイドストーリーの強化。

年表の作成。”物語の余白を埋める”

 

『フィストエイリアン』は余白だらけの物語だ。

調べれば調べるほどに、”始まり”と”終わり”しか存在しない物語と言って良い。

 

逆に言えば、既存のフィギュアを(ルール的に問題ない範囲で)改造し、全くオリジナルなサイドストーリーを作っても良いではないかという結論に到る。

 

以下は筆者が考案したサイドストーリーだ。

 

◉「裏切りの赤」

赤サイド(ドレットロックス)に所属するエイリアン(クラシノーバ)が主人公。

 

通常のDRに比べ、高い知性を有する彼は、ギャングリーンズとの戦いの際に敵にトドメをさすことをためらい、その影響で片目を失明し、同時に仲間のDRを死なせてしまう。

群れに戻ったものの、粗暴なDRは彼の行動を強く非難し、惑星追放を言い渡す。

 

宿敵であるギャングリーンズの住処である惑星に追放された彼は、

”ミュータント”の誕生に及ぶまでの100年あまりの期間、1人亜熱帯であるジャングルを生き抜き、ゲリラ戦法を習得した。

しだいにギャングリーンズたちにも戦士として認められていくが、

ミュータントの進攻によって、住処のギャングリーンズ等を皆殺しにされてしまう。

ドレッドロックスの仕業に違いない」と考えた主人公は復讐を決意し、亡くなったギャングリーンズの外殻を武装として身に纏い、”裏切り者”として、ミュータントたちが乗り捨てた宇宙船に乗り込み、ドレットロックスの住処である、赤い惑星へと旅立つのであった、、、

 

お察しの通り、

 

『プレデター・コンクリートジャングル』から色々とアイデアを拝借しました。

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やはり、同じエイリアンものとして、

『プレデター』の基本設定と『フィストエイリアン』はかなり食い合わせが良いように感じました。

 

他にも、

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水に覆われた”地球”に目をつけたブルースピューズが地球にやってきて、

人類と接触を試みるも反撃にあってしまうという、「エイリアン側の視点」で描いた

『エイリアン』的なオムニバス。

 

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販売元がタカラということにからめて、『トランスフォーマー』や『ダイアクロン』クロスオーバーしたという設定で、倒した金属生命体の外装を武器として身に纏って闘う賞金稼ぎのエイリアンの物語など(スパイクド・プレデター的な)、

 

そういう二次創作的な楽しみ方があっても良いかなと思いました。

ストーリーに合わせてフィギュアを改造するのもあり。

 

特にダイアクロンはサイズ的にもちょうどいいと思うので、人類と戦争をしたり

同盟関係を結んで、共闘してミュータントと闘う話などあってもいいかもしれませんね。

 

ミュータントも、単純な悪役というよりは、勝手に作られて勝手に追い出されたという理不尽な扱いを受けているので、ヴィラン側の視点として描くのも面白そう。

 

  • まとめ

いずれにしても、まだまだ二次創作的な遊び方ができそうなコンテンツなので、

これからどんどん再評価や、新規の遊び方などの余地がありそうですね!

 

今後も上記のファンストーリー的な展開も含めて、ココナッツTERADAくんとフィギュア改造や新ルールの考案など、考えてみます。

 

この記事を読んでいただいた方の中でも、よりコアなコレクションをされている方や、

こういう遊び方をしてみたい!という方がいれば、お気軽にコメント頂ければ嬉しいです。

 

続報ありましたら、こちらかYoutubeチャンネルにてお知らせいたしますのでお楽しみに!