”流行ものには福がある” 観たぜ!『カメラを止めるな!』感想記

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ここ数週間ほど、筆者のSNSのタイムラインで「インディーズ作品にも関わらず、口コミで評判が広まり大盛況」と、かなり話題となっていた今作。

 

どうやら、事前にネタを仕入れないほうが楽しめるとのことだったので、

「やれやれ、またゾンビものか」と、ノー知識ノー期待の状態で鑑賞。

ところがどっこい、とんでもねぇ傑作であった。

 

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極私的偏愛映画⑥『ダーク・スター』宇宙空間を舞台とした脱力系SFコメディ。唯一無二の飛びぬけた怪作。

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前々回の『スモール・ソルジャーズ』の紹介の際に、”幼少期のショック”に勝る映画経験は無いような事を申し上げてしまったが、成人しても、衝撃のあまりそれまでの価値観や原体験を塗り替えてしまうような作品も稀にだが存在する。

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極私的偏愛映画⑤『コータローまかりとおる!』爆発的なエネルギーに満ちた傑作。元気を通り越して涙が出てくる現象を”感動”と呼ぶのかな。

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今作を鑑賞する、直接のきっかけとなったのは友人からの強い勧めによるものである。

当時、京橋フィルムセンターで開催されていた、

”特集・逝ける映画人を偲んで 2013-2014”

という特別上映プログラムの一環で、2014年に死去した今作の監督、鈴木則文を偲ぶための再上映であった。

 

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極私的偏愛映画④『ミュータント・タートルズ(1990)』隠れすぎて視聴困難 カワバンガ!な珠玉の名作

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ミュータント・タートルズはご存知だろうか?

 

正式名称は『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』と言い、

「ある日、危険な化学物質<ミュータジェン>に触れた亀4匹が、同じく突然変異を遂げた元人間/現・ネズミの師匠の元、ニンジャ身体能力・ニンジャ武芸を身につけ、数々の悪漢と戦う為、夜なヾ街へと飛び出し、ニューヨークを平和を守るぜ!

あと、ピザに目が無いぜ!カワバンガ!」

 

…という、クスリでもキメながら考えたとしか思えない奇天烈な設定のコミックが原作。僕ら平成元年生まれ前後はタートルズがブーム真っ最中だったんですよね。

今回、ご紹介するのはそんなブームが産んだ、奇跡の一品。

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観たぞ『ジュラシック・ワールド_炎の王国』何が”ワールド”なのか?更に切り込んだ文明批判とシリーズの今後について

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たまには話題のものを、ということで観て来ました、『ジュラシック・ワールド 炎の王国』

 

元々、少年時代に”電車””恐竜”といったジャンルにメチャメチャはまった、という訳ではないのですが、『ジュラシック・パーク(1995)』自体にはかなり衝撃を受け、

繰り返し観た世代ではあるので、気になりすぎて鑑賞。

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感想『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ヤヤヤ、もったいない!熱心でないスター・ウォーズファンとしての見方

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やれ”監督電撃降板劇”や本国アメリカにおける興行収入面における不安視など、

散々なニュースからスタートした『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』

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極私的偏愛映画③『スモールソルジャーズ』”男児の夢”全部乗せ。

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観てしまったが最後、現在に至るまで心を捉えて離さない。

そういった映画は誰しにも在ると思う。俗に言う”オールタイムベスト”というやつだ。

 

特に、年数を経て段々と作品の良さが分かるようになった頃に観返すものに比べて、

やっぱり幼少期に観て興奮したりショッキングだったものは中々忘れ難いものである。

 

今作『スモールソルジャーズ(1998)』も、『サイン』や『ミニミニ大作戦』といった、およそ”オールタイムベスト”扱いでTSUTAYAの棚には並び辛いが、僕個人の胸の内では、未だに光り輝く傑作といっていい。

 

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『トランスフォーマー』シリーズ凍結と『トランスフォーマー(2007)』を観返して感じたこと

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つい先日、トランスフォーマー実写版のシリーズ最新作となる、『バンブルビー』の予告編が公開されました。

……と同時に「やっぱりかー…」と感じざるを得ない、悲しいニュースも。

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